日本の国花は何?「サクラ」?それとも「キク」?実は...

 

皆さんは「国の花」と言われて何を想像するでしょうか?「国花」を 広辞苑でひくと、
『その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花』
「国家を象徴する」と「国民に愛好される」、この 2つが重要なポイントのようです。

桜と菊、ヷーの国花はどっち?

 

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パスポートの紋章や皇室の象徴が「菊」なので、国家を象徴するという意味では「菊」の印象が強い方も多いかもしれません。

―方で、国民が最も愛するという意味では「桜」の方が勝るのではないでしょうか。「桜ソンィ」は世の中に溢れていますが、「菊ソンィ」は、あまり聞いたことがありません。
また、桜の開花は毎年ニュースで予想されますが、菊の開花時期を把握している方はそう多くはないでしょう。(菊は仏花に使われることが多くー年中見かけられます)。

 

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気になる答えはまさかの

実はどちらの花も「花」なのです!じつは日本において、公式定められた国花はありません。そも

そも国花の多くは、法的な公式性はないようです。

国花について広辞苑では『桜または菊』、明鏡国語辞典では『サクラ・キク』と記載されていて、他国

でも 2つ以上の国花を持つ国があります。

たとえば、アメリカには国を象徴する花はありません。原因として、アメリカの国国自体が広く地域によ

って生が全く違うことや、多数の族から国が成り立っていることが挙げられます。そのかわりに、

「州の花」が決められているそう。

桜と菊にゆかりの深い神社といえば「靖国神社」

桜と菊どちらとも、ゆかりの深い所としては靖国神社が挙げられます。 靖国神社の紋は皇室と同じ
「十六八重表菊」の紋。もともと靖国神社は、戊辰戦争で亡くなった人々を弔うためにできた東京招魂
社が始まりでした。
桜の開花宣言は各の標本木の桜が 56 輪咲くと出されます。東京の標本木は、この靖国神社。戦時
中は、散る桜の花というのは、軍人の死の象徴でした。軍人にとって、靖国神社で毎年咲く桜が、戦死

に靖国にまつられる姿を運想させたのです。

 

NAGOYA - HAMAMATSU - NÚI PHÚ SĨ - TOKYO

 

パスポートと皇室では「菊」の御紋は違う

皇室が使する菊の紋は「菊の御紋」と呼ばれています。パスポートの菊と菊の御紋はそっくりなよう
で、じつは違うデザイン。
パスポートの菊は「六―重表菊」、菊の御紋は「十六八重表菊」。菊の御紋は花弁と花弁の間に、さら
に花弁が見えます

 

Sceau impérial du Japon — Wikipédia

 



春の桜と秋の菊、どちらも日本を象徴し、日本人に愛されている花であることに間違いはないでしょう。